使用者の声

試験協力農家のみなさんからのご報告、ウィードコア1キロ粒剤とロイヤント乳剤のバックストーリーなどをご紹介します。

除草剤ロイヤント乳剤・ウィードコア1キロ粒剤の試験を通じて

私がリンズコア™という新規化合物を知ったのは2015年になります。大学を卒業し、植調研究所に就職した2015年にリンズコアを含有するロイヤント™乳剤(DAH-1502EC)、ウィードコア™1キロ粒剤(DAH-1501-1kg粒)も公的委託試験が開始されました。当時、雑草や除草剤に関する知識がほとんどない未熟者ではありましたが、この2剤散布後の捻転したコナギを目撃した衝撃は今でもはっきりと記憶しています。 実際にロイヤント乳剤の試験を担当したのは2018年イボクサ対象の試験、2019年オモダカ対象の試験でした。試験を通じてイボクサやオモダカが散布翌日には捻転する「即効性」はレスキュー剤として非常に魅力的であると同時に、除草剤の効果が直ぐに確認できる安心感がありました。 ウィードコア1キロ粒剤(DAH-1501-1kg粒)は2018年クサネム対象の試験、イボクサ対象の試験を担当しました。こちらもクサネムやイボクサが処理後数日で捻転する「即効性」には驚きました。特に草丈30cm程度のクサネムの頂芽が翌日には捻転しており、湛水散布が可能な中期剤でありながら、茎葉散布剤のような後期剤並みの性能を有している点は、これまでにない新しい除草剤だと考えています。 現在、日本各地で問題になっている主要な雑草にはコナギやオモダカ等が挙げられます。特に大型化したコナギやオモダカに対する有効な除草剤の種類は少なく、ロイヤント乳剤、ウィードコア1キロ粒剤に対する期待は大きいと感じています。 最後になりますが、私は8月のお盆に実家である静岡県に帰省した際、近所の水田に稲の背丈よりも高く成長したクサネムが水田の中に局在する風景を毎年見かけます。その風景を見る度に「ロイヤント乳剤またはウィードコア1キロ粒剤があれば...」とこの2剤の登録を心待ちにしていました。 今後ロイヤント乳剤とウィードコア1キロ粒剤が日本全国に普及し、イボクサやオモダカ、クサネム等の雑草防除に困っている各地域、農家の方々の救世主になる事を願うと同時に、私自身もリンズコアの開発をこれからもお手伝いできればと思っております。

リンズコア™開発担当の声

次のプロジェクトとして、会社から任されたのは、水稲除草剤としてのリンズコア™でした。これは、米国本社で発見された化合物で、従来の除草剤とは異なるユニークな作用を持っています。国内では、本薬剤が昔から重要雑草であるノビエや一年生および多年生の広葉雑草、特に、最近問題となっているイボクサ、クサネムに効果があることは前任者から引き継いでいましたので、あとは、これを国内の水稲場面において、どう最適化していくのか、どのような除草剤に仕上げていくのが私の課題でした。様々な試験を通じて、時には、現場の声に耳を傾けて、どうしたらこの薬剤を、日本の農家の皆さんが満足して使ってもらえるのか、社内の関係部署と連携しながら開発をすすめてきました。 その結晶が、ロイヤント™乳剤と本剤に幅広い殺草スペクトラムを有するペノキススラムとSU抵抗性雑草に効果を示すベンゾビシクロンの混合剤であるウィードコア™1キロ粒剤です。ロイヤント乳剤の開発での思い出は、圃場で薬剤処理をした後に大雨が降ってしまい、せっかく準備した試験植物(=雑草)や薬剤が無駄になってしまったと嘆いていたのですが、その後、圃場を見に行ったら、きれいに雑草が枯れていたのを見た時ですね。ウィードコア1キロ粒剤の開発での思い出は、心形葉まで葉齢の進んだコナギにも即効的に効いたのを見た時ですね。どちらも本当にびっくりしました。もちろん、すべてが順風満帆ではなく、正直、難しい場面に出くわすこともありました。でも、1つ1つデータを出して、課題をクリアしていくたびに、自分だけでなく周りの皆も笑顔になっていくのは気持ち良かったです。 今は、両剤が持っている潜在的なパフォーマンスや特徴的な効果を見出すさらなる試験を試行錯誤しながら始めているのですが、それだけでなく、他部署での両剤の生産計画や普及計画の話を聞くだけでも楽しいです。もう、自分で現場にでかけて普及したいくらいですね(笑)。ぜひ、農家の皆様には、弊社が一丸となって開発したこの両除草剤の素晴らしさを実感して喜んで頂けたらと思っています。

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